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ひとみのフェイバリット - コツコツ作り続けたドールハウス、トールペイント、田舎暮らしの近況報告をしています

パティのくれた贈り物①

パティが亡くなって11日過ぎました。
パティとの思い出がいっぱいあるので記憶をたどって、
絵本にしていこうと思います。


1998年、一人娘のMが当時10歳。その頃の娘は大の大の犬好き。愛読書は『動物のお医者さん』。お休みの日はペットショップ巡り。
当時、ピアノ教室の帰り道に通るペットショップでいつものウインドーショッピング。ダックスブームでダックスは高いのですが、その中で¥70000!と破格のダックスちゃんが。たしかに一番売り時の大きさからはだいぶ大きくなってしまっているから・・・売れ残りか~、それにブームに乗っかるのもなんか気に食わないしね~、と帰宅。
他のワンちゃん達はすっごく元気で走りまわったり、吠えたり。この子だけがじっとこちらを見つめて
泣きそうな顔をむけている。その泣きそうなこちらを見つめる目が心残り。


なんどか通り過ぎて、やっぱりあの子が気になる!って、娘も私もなんかこのまま素通りはいやだな、で、とうとう抱っこさせてもらいました。
もう6カ月になってしまっていたので、身体もがっしり。実はこの子出戻りになってしまったのですって。
抱っこするとすがるような眼差しで絶対離さない!
お家に帰って、『あの子がぜったいほしい!このまま売れないと処分されちゃう!』たしかに娘同様私も心をあの子に奪われてしまっていたので、同じ気持ち。
でもなー、7万とはいえ、安い買い物ではないし、家族会議の結果、もうすぐクリスマスだから今年はMのプレゼントにそしてお決まりの世話をしっかりする!お散歩する!お勉強もがんばる!を約束に買うことに決めました。


クリスマス前の12月初め、箱にちょこんと入ってやって来ました。
全く知らない場所なのにちっとも吠えず、すぐに家族にも馴染んで、最初の夜は泣くよな~・・・あれ?泣かない?ちっとも声を聞かない。
この子一人の時間が長かったので、とっても寂しかったんでしょう。人が恋しくてしょうがない、甘えん坊ちゃん。
見つめる目はいつも泣き顔のような困ったチャンのお顔。
『名前どうする?』
色々みんなで考えて、なんとなく、な~んとなく『パティは?』との私の一言で決定。
『パティって、英名でパトリシアの愛称になるんだよね、ついでに身体が茶色だから名字をブラウンにして、パトリシア・ブラウンが正式名称で愛称をパティにしよう!』などと盛り上がりました。
その後、パティはあるときは(パティ子)、あるときは(パー子)、そして(パチコ)、(パコ)、最終(パー)とまで適当に呼ばれてしまい、どれでも本人はいいよー♪と走り回っているんです。   続く

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やっと、パティの死から少し気持ちに整理がついて何かしなくちゃ、と思い始め、パティの絵本を描き始めました。
久しぶりにトールではないイラストは結構難しい、思った通りの表情がでないしね、色鉛筆で描いた絵はスキャンすると色が飛んじゃうし、となかなか楽ではありませんので、すんなり話が続けて描けるかわかりませんが、たまに話が進んでいたら読んでやってください。